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不動産SaaS〜ヘルステック企業を経てジョイン!CS・高瀬が実感する2つの「仕事の醍醐味」

こんにちは!カミナシ編集部です。

今回お届けするのは、カスタマーサクセス(CS)として活躍する高瀬のインタビューです。最近では新卒入社メンバーも加わるなど勢いあるCSチーム。1年前と比べると、組織の人数は倍にまで成長しました。その中で主にエンタープライズ(大手企業)を担当するのが高瀬です。
不動産領域のSaaS企業、ヘルステック企業で経験を積んだ高瀬は、なぜカミナシを選んだのか?今回は、転職のきっかけからカミナシのCSチームで働く面白さと難しさと、“全開オープン”で話してもらいました。

2社を経験し、中長期目線でプロダクトを作り上げる環境へ

━━高瀬さんがカミナシに入るまでのキャリアを教えてもらえますか?新卒で足を踏み入れたのは、不動産業界だったと聞いています。

高瀬:就活の際は大手には目もくれず、より小さな組織、よりカオスな環境で自分の力を試したいという思いがありました。それで新卒入社したのが株式会社いい生活でした。不動産市場特化型のバーティカルSaaSを提供しています。不動産会社はコンビニより多いと言われています。同社でまずはひたすら新規開拓をする日々を過ごしていました。

それから、別プロジェクトの営業兼PMを務めたのち、社内で新たに発足した運用促進部のマネジメントを担当することになりました。名前がちょっとカタイ感じですが…、簡単に言うとサービスの継続利用とアップセルを担う部隊。解約を食い止めつつ、売り上げを向上させることがミッションでした。

そんな日々を過ごすうちに、ふと感じたのが「人ができることには限界がある」ということ。お客様が離れていく理由の多くがプロダクトに起因するのでは?と感じる機会が増えていきました。
それを機に、プロダクト企画開発部門へ異動することになるのですが、ここで新たな問いが生まれます。それは、プロダクトの細かい改善以上に、そもそもの顧客課題を捉え、新たなプロダクト、そして新たな事業を生み出していくことが必要なのではないか?ということ。
自分に足りない力を身につけるためには全く異なる環境に身を置く必要がある。このことに気づき、転職を意識するようになりました。

▲カスタマーサクセス・高瀬 陽平

━━2社目はヘルステック系の企業ですが、転職のきっかけは?

高瀬:2社目に入ったのがメドピア株式会社です。きっかけは、大学時代の就活仲間から久しぶりに連絡をもらったこと。その彼がメドピアで人事部長をしており、これから成長フェーズにある企業で面白い事業が続々誕生するよと教えてもらい、興味を持って入社しました。

メドピアでは、製薬企業向けのコンサルティング業務に従事する傍ら、薬剤師向けのサイト運営や歩数計アプリのプロジェクトにおけるPMも担っていました。いろいろなプロジェクトを経験させてもらい、大きなやりがいもあったのですが、入社して2年半が経ったころ、自分自身のキャリアについて改めて考え始めました。
それは「PMとして貴重な経験を積ませてもらっているが、本当の意味でスタートアップを何も知らない。自分は今後どう生きていきたいのか」という焦りからくるものでした。
SaaSスタートアップが大型資金調達を発表しているのを目にする中で、一気に資金投下して、急成長を遂げながらプロダクトを大きく作り上げていく時代の流れを感じ、興味を覚えるようになっていきました。

CEO諸岡やメンバーたちのコミュニケーションスタイルに共感

━━そんなときに出会ったのが、カミナシということですね。

高瀬:LinkedInでエージェントから提案をもらい「ロジカルなのとパッションあふれるのとどっちが好きですか」と聞かれたので、「熱い思いを持った代表がいる会社が好きです」と答えたところ、紹介されたのがカミナシでした。

面接では、CEO諸岡さんのコミュニケーションスタイルに大きく共感できたことを覚えています。
「前提、SaaSというのは僕らのエゴだから、なくても死にはしないもの。でも、僕らのサービスで、お客様の課題をちょっとでも解決できたらいいよね」と話していたのが印象的でした。パッションもありながら、自らの弱いところもさらけ出せる。そんなギャップに共感したんですよね(笑)。

世の中に出尽くした言葉ではなく、諸岡さん自らの言葉で喋っている感じにも好感を持ち、「この人と働きたい!」と。
その後、COO河内さんやCSメンバー含め、入社前に複数人と話す機会があったのですが、全員に共通していたのが、率直なコミュニケーションスタイルでした。いいところも悪いところも全てさらけ出す。まさに“全開オープン”のカルチャーを感じたんです。

加えて、『ノンデスクワーカーの才能を解き放つ』というミッションにも大きく惹かれました。前職・前々職時代から常々考えていたのは、自分が死んだあともプロダクトが存在し続け、バトンパスされながら長きに渡って誰かの課題を解決できる、そんな仕事がしたいということ。
それをカミナシで実現できそうだと感じたことも決め手となり、昨年夏にジョインしました。

━━現在の高瀬さんのお仕事について教えてください。

高瀬:これまで培った経験を活かし、入社直後から現在に至るまでエンタープライズ向けのCSを担当しています。大手の小売・流通やホテル、飲食チェーンなどがメインのお客様です。前職とは全く異なる業種・業界を相手にアプローチするので、入社直後は当然知らないことだらけでした。
たとえば、工場における監査や食品業界のHACCPのことなど。ですが、これらは社内に蓄積されたナレッジをうまく活用しながら、少しずつキャッチアップできたので、大きな不安はありませんでした。

日々、顧客の課題解決を実感できる

━━カミナシのCSならではの仕事の醍醐味を教えてください。

高瀬:大きく二つの醍醐味を感じています。まず一つ目は、さまざまな業界・業種のお客様と触れ合う機会があること。食品・飲食・ホテル・小売・流通・インフラといったように、いろんなお客様にアプローチできることが何より楽しいです。これまでのキャリアでは考えられないですし、純粋に知的好奇心が満たされますね。

二つ目は、自分の仕事がお客様のために役立っているという実感を日々得られることです。カミナシを導入したことにより、「現場の課題が解決しました」と生の声をいただくのは、いつまで経っても嬉しいです。

たとえば、食品工場のお客様の場合、工場では監査が実施されるのですが、カミナシを導入したことによって「監査の点数が上がった」というお声をいただいたこともありました。聞くと、「衛生管理レベルが向上している」「要求したデータがすぐに出るなど、素晴らしい」と、指摘を受けるどころか、むしろ褒められたとのこと。

また別の食品工場のプロジェクトにおいて、導入直後は費用対効果を懸念されていた社長様から直々にお褒めの言葉をもらったこと。どうやら、カミナシの導入支援期間を経て、若手社員が育ったそうなんです。カミナシを使った施策を自主的に動いて意見を言うようになったとのことで、「現場を変えていっているんだな」という実感を持てました。

━━これまでで手応えを感じたエピソードなどがあれば教えてください。

高瀬:印象的だったのは、某ホテルチェーンのお客様の導入事例です。先方の社長肝いりのプロジェクトで、失敗は許されない温度感でした。さらに、短期間で達成しないといけない課題も複数あるなど、プロジェクトとしても非常に難易度が高かったのです。

そこで、導入キックオフの前に、一度全体像を資料に落とし込み、課題を可視化しました。担当者の方とは、事前ミーティングのための事前ミーティングを何度も繰り返し、社長が登場するキックオフまでにチーム一丸となって資料を準備しました。最終的にはキックオフの場で社長から直々に「頑張れ」というお言葉を頂戴したことで、現場社員の方々も導入をスムーズかつ前向きに受け入れてくれたのが、印象的でしたね。

この時、社内のチームメンバー間で役割に捉われず、「このプロジェクトを成功させるには?」と全員で同じ方向を向いて仕事ができたことも嬉しかったです。

現場の生の声を活かしながら、プロダクトの開発にも貢献したい

━━これからカミナシのCSチームをどんな風に成長させていきたいですか?

高瀬:僕が入社した当時、6名程度だったCSメンバーも現在は倍にまで拡大し、最近では新卒のメンバーもジョインしてくれました。これから入社してくださる方々が早期に成功体験を積めるよう、組織としてバックアップするとともに、チームプレイを活かして、情報の共有にも磨きをかけたいですね。

また、カミナシならではの難しさでもあるのが、我々が提供するのがホリゾンタルSaaSであるということ。業界横断でサービスを提供しているため、「この業界だと、こういう仕様が求められるよね」というのを個別定義することができないのです。抽象度を高くしつつ、一方で絶対に刺さる機能を開発していくためには、我々CSと開発側の連携が欠かせません。現場の生の声を活かしながら、より良いプロダクト開発の一端を担っていく。ハードルは高いですが、その分やりがいは十分にあると思っています。

━━どんな人と一緒に働きたいですか?

高瀬:特にCSで言うと、顧客価値に徹することができる人です。僕は、そのために現場ドリブンというバリューが存在するのだと思っています。お話しした通り、ホリゾンタルでありとあらゆる業界がお客様なので、当然課題にもたくさん直面すると思います。それに対して、貪欲に挑戦していく姿勢を持った人と一緒に働きたいですね。

業界知識をインプットするための勉強会も定期的に開催していますし、オフラインのコミュニケーションも大切にしています。
現在CSチームでは、2週間に1度出社して、集中ミーティングの場を設けるなど、対面で話すことを大切にしています。

その他にも、1on1を頻繁に実施。何気なく「ちょっといいですか?」と気軽に声をかけられる仲間がいるのは心強いですよ。リモートワーク下では、信頼関係がすごく大事になると思うので、こうした取り組みが相互理解に活かされていると思います。ですので、その辺りは一切心配ありません。

━━それでは最後に高瀬さんの人となりについてお聞きしたいと思います。プライベートで取り組んでいることなどがあれば?

高瀬:ここ3年ほど、書道を習っています。最近ようやく2段を取得し、先生に聞いたら中学生に教えられるレベルになったそうです。きっかけは後輩に誘われて興味本位でついて行ったのですが、始める前は「書道なんて、おじいちゃんがするものでしょ」と思っていました。ところが初めてみると見事にハマってしまいました。毎週先生にビシバシ指摘されながらも、少しずつ上達していくのが快感なんです(笑)。
それ以外にも釣りに行ったり、アクティブに過ごすこともありますね。

━━高瀬さん、ありがとうございました!

▼高瀬のキャラクターがわかるショート動画

▼高瀬が執筆したnoteはこちら


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Text:眞田幸剛

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