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課題を見つけに自ら現場へ。エンジニア兼EMが挑む、お客様の声を活かした新規プロダクトづくり

カミナシnote編集部

こんにちは!カミナシ編集部です。

今回は2020年にカミナシにエンジニアとしてジョインし、EM(エンジニアリングマネージャー)としても活躍する沼田のインタビューをお届けします。
幼少期から宇宙に憧れ、学生時代は宇宙物理にどっぷり浸かっていたと話す沼田。数社を渡り歩いたのちにカミナシの門を叩いた理由とは?
複数のプロジェクトにおいてEMを務め、他部署メンバーからの信頼も厚い沼田本人から、カミナシのエンジニア/EMだからこそできる仕事、さらには将来のビジョンまで詳しく聞きました!


宇宙少年・沼田がエンジニアの道に進むまで

━━少し遡ってお聞かせください。沼田さんはなぜエンジニアを目指すようになったのか。まずはそのきっかけから伺いたいと思います。

沼田 : 中学生の頃、科学雑誌『ニュートン』を手にとりました。確かその時、ブラックホール特集が組まれていて、幼いながらに興味を持ったんです。読み進めていくうちに、頭の中は「?」でいっぱい。星が綺麗だとかよりも、「太陽っていずれどうなるの?」「どうしてブラックホールは存在するの?」―そんな疑問を調べていくことが楽しくて、自他共に認める宇宙少年でした。そのことが影響し、大学では宇宙物理を専攻。研究室にこもって毎日のように研究に明け暮れていました。

当然、大学院へ進む道も考えたのですが、僕より何倍も優秀な人がたくさんいます。加えて、日米にみる”博士”の価値にも疑問を感じていました。アメリカで「博士なんです」と言うと「すごいね!」と称賛されますが、日本だとその真逆。むしろ薄給で「まだ学生の延長線みたいなことしているの?」とも言われかねない始末。だから僕は大学教育と関わる仕事に就くことで、”博士”の存在価値を高めていきたいと思うようになったんです。

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▲エンジニア・沼田 佳介

━━なるほど。「大学教育を変えたい」という思いを持つようになったんですね。

沼田:それで、新卒入社したのが大学運営を支援する広告代理店。そこでは出願システムに関するPMを担っていました。ここではエンジニアが0人だったので全員PMみたいな状態で。手は動かさず、実際にコードを書くのはベンダーさんにお願いするという形をとっていました。
クライアントが大学ということもあり、利益をあげるためには、高く買ってもらいながらベンダーさんには安値で依頼をすることも日常茶飯事でした。

そんな状況を変えていかなくてはならない!と、社内でエンジニア組織を立ち上げ、自分たちで内製しようと上司に持ちかけたのです。その時は上司も認めてくれたのですが、あと3年待ってくれとの回答が。
自分にはそんな時間もないですし、焦りもあったことから、退職を決意。そこから2社目の企業へ転職します。モバイルアプリの受託開発をメイン事業とする会社で、toCビジネスを展開するクライアントが大半でした。

Pythonエンジニアとして入社しましたが、蓋を開けてみるとまたもやマネジメントが主業務。これではいっこうにエンジニアとしてのスキルが伸びていかないと、3社目の企業に転職。主に新規事業開発を手がける会社で、ここで社長と意気投合し、二人三脚で新規サービスの立ち上げに携わります。
“ハートフルなプロダクト”を作りたいという思いは合致したのですが、ビジネス観点で見た際にどうしてもマネタイズが難しくて。正式リリースまでは漕ぎ着けませんでした。
そこからカミナシに入るまではフリーランスを挟み、複数の企業案件を請け負っていました。


24時間365日プロダクトについて考え続けているカミナシメンバーとの出会い

━━カミナシとの出会いは?

沼田:ちょうどフリーランスとして活動していたころ、たまたまPMの後藤さんからスカウトが来たことがきっかけです。オファーをいただいた時は、正直なところ「試しにやってみるか」くらいの軽い気持ちで、最初は業務委託としてジョインしました。ですが、カミナシのプロダクトに触れるうちに、その凄さに気付かされていくことになったんです。

入社を決めたポイントは大きく分けて2つあります。
1つはプロダクト自体の魅力。初めてコードを触らせてもらった時のことを今でも鮮明に覚えているのですが、圧倒的に現場で使われることを意識した作りに感動して。同時に「なんて泥臭いコードなんだ」と思い、「これ、僕には作れないな」と。こんなすごいプロダクトを作り上げる仲間になりたいというのが大きかったですね。

次に決め手となったのが、最初にスカウトしてくれたPMの後藤さんの存在です。実は僕と後藤さんは歳が一緒なんですが、そうとは思えないくらい、いい意味で狂気に満ちた人で(笑)。
何がすごいって、プロダクトに対する執着がすごいんです。プロダクトを成長させることを24時間365日考えている人なんです。そんな彼が考えるプロダクトを一緒に作ってみたいなと強く思いました。

僕が働く上で大切にしているのは“いいものを作りたい”という思いです。
“いいもの”の定義をもう少し噛み砕いていくと、僕個人としては、ユーザーにちょっとした幸せを与えられる、人生をほんの少しいい方向に導いてくれるもの、と解釈しています。
エンジニアリングというのは、あくまでもそのための手段に過ぎないと思っています。後藤さんとなら、必ずいいものを作れると直感しました。

━━カミナシ入社後、現在はどんな仕事を担当されているのでしょう?

沼田:ずっとマネジメントが主業務だったので、カミナシに入社するまであんまりコードを書いたことがなかったんですよ。けど、今一番コードを書いています(笑)。
特に入社して最初の半年はコードを書いて、新規リリースにも沢山携わりました。後藤さんから来る難しい課題を僕らエンジニアチーム全員で解いて顧客に価値を提供する日々。
もともと僕は技術にこだわりはなく、仕事の速さで勝負したいと考えていました。ですが、もともとカミナシにいたエンジニア2人の仕事が早いこと!僕なんかより何倍も早いんです。この土俵では戦えないな、もっと違うことでバリューを発揮したいと考えるようになりました。
そこで、CSなど他部署と連携して、分析基盤を作ったり、CXの改善なども手がけています。

━━これまでの仕事で手応えを感じたエピソードを聞かせてください。

沼田:今まさに担当している新規プロダクトについてお話します。
昨年から走り出したプロジェクトで、社長の諸岡や後藤を交えながら、ゼロイチでサービス開発をしている真っ只中。僕はここで、開発のメイン担当をしています。本当にゼロからのスタートだったので、何度もミーティングを重ね、開発フローを整えたり、やることの優先順位を決定したり、みんなをサポートしたり。それだけでなく、デザイナーとデザインを詰めたり、仕様を考えたりと、なんでもやりました。

もともと僕はリードしていくのは得意でないタイプ。でも、この新規プロダクトに関しては、自分がやらないとまずい!という危機感があって。思い切って手をあげてよかったなと思います。やはりゼロイチで何かを生み出す過程は本当に楽しいですね。

━━やりがいも大きい分、“産みの苦しみ”もあるのではないでしょうか?

沼田:ありますね(笑)。お客様の課題を解決するためのサービスですが、そもそもその課題自体が難しいんです。急に複雑なドメインになったので、一人で解けないですから、全員で知恵を振り絞って。それでも余計分からなくなって煮詰まる時も。
そんな時は、必ず現場へ出向きます。現場へ出るのが難しい場合は、お客様とミーティングで話すようにしています。

カミナシの特徴として“現場ドリブン”がありますが、これは課題を解決するためにとても有効な手段だと実感しています。僕自身、実際にいくつかのお客様の食品工場を訪問し、1つの工場に長くて4時間くらいは滞在していたと思います。そこで、原材料を準備するところから、作って焼いて冷まして、袋詰めして出荷するまでの一連の流れを見せてもらったんです。

その時に初めて、現場で抱える課題の解像度が上がりました。カミナシに入社するまでは、現場に足を運ぶ機会なんてそうそうなかったのですが、「足を運ぶことで見えてくる課題がある」ということに気付かされたのは大きかったですね。

━━新規プロダクトについて、もう少し詳しく聞いてもいいですか?

沼田:新規プロダクトは今年リリースを予定していて、現在は複数社にのみクローズドリリースしている段階です。機能がまだ揃っていないので、裏側で管理画面の足りていない機能を補ったり、実際に試してもらいながらフィードバックをもらい、都度改善している状況です。

一つの機能が間違えると、その影響が全体に波及していきますし、ユーザー企業に対しても経営的なインパクトを及ぼしかねません。
その点プレッシャーや責任感は伴います。ですが、それを仲間と知恵を出し合い、チームで解決していくのがカミナシの良さだと思っています。

業界の知識も日々インプット。エンジニア全員に共通する学ぶ姿勢。

━━ところで、エンジニア組織の雰囲気はどのような感じなんでしょう?

沼田:みんな穏やかですね。穏やかだけど、深堀りしてみると胸の内に熱い想いを秘めた人が多い印象です。表立ってワイワイする感じではありませんが、情熱があるという点は社員全員に共通している点ではないでしょうか。
それも、社長や執行役員などトップから受け取ったものを、自分の中でさらに火をくべることができるメンバーばかり。
“ノンデスクワーカーの才能を解き放つ”というカミナシのビジョンに向かい、議論ができるメンバーが多く、同じ目線で仲間と仕事ができるというのはカミナシならではの魅力だと思います。

エンジニアメンバーの中には、カミナシのカルチャーをまさに体現しているような人がいるんです。
実は今だからこそ話せるんですが、僕は入社して間もない頃、自分が起因で障害を起こしてしまったことがありました。お客様に影響のある障害だったのですが、その時、先輩エンジニアのうちの1人である浦岡さんが自ら、いっさい面識のないお客様にも関わらず電話をしてフォローをしてくれたというエピソードがあります。

その時は落ち込みながらも「やっぱカミナシのエンジニアってすごいな」と思いましたね。
僕のイメージだと、普通エンジニアってお客様に直接電話しないんですよ。なのに、それをさらっとやってしまう浦岡さんがかっこいいなと。自分のミスでなくとも、やれることを一緒にやってくれる。お客様にとって一番いいことは何かを考えてくれる。カミナシのエンジニアって、そんな人ばかりなんです。

━━先輩社員の知恵も借りながら、時には自ら学ぶ姿勢も必要不可欠な仕事だと思います。インプットはどうようにしていますか?

沼田:特にカミナシのお客様に多い食品製造の現場には、課題が山積している状況です。課題が課題なだけに、僕とPMの後藤さんで話し合っているだけでは、激しい議論になりかねません(笑)。話すたびに、毎回お互いの解釈がズレていく、なんてことも。そんな時は迷わず、ユーザーに聞きながらインプットするようにしています。

先ほどもお話した通り、課題はユーザーが知っていて、それをもとに解決策を導くのが僕らのミッション。一見すると大きくて複雑で読み解けない課題も、お客様と毎週レベルで話をすることで解消してきた点も多くあります。
そこで浮き彫りになった課題をチーム全体で共有し、ナレッジを蓄積していくことも欠かせません。毎週定例ミーティングをするとなると、資料を準備するのも大変ですが、それだけの価値はあると思っています。とは言ってもまだまだ課題は山積み。終わりはまだ見えていません。

そのほか、カミナシがターゲットとする業界の知識も学んだりしています。最近だと食品業界に関連する「HACCP(ハサップ※)」について、社長に勉強会を開催してもらいました。そうした日々が功を奏し、最近はお客様とのミーティングの場でも、解像度高く話せるようになってきました。

※HACCP(危害分析重要管理点)……食品を製造する際に工程上の危害を起こす要因を分析し 、それを最も効率よく管理できる部分を連続的に管理して安全を確保する管理手法

━━沼田さんの今後の目標を教えてください。

沼田: 僕はお話した通り、この先もずっと“いいもの”を作っていたいと思っています。それは変わりません。自分だけだと難しいことも、誰かと社内で企画したりして、ゼロイチで生み出すことの楽しさも知ったので。今後もそういうことを継続していきたいなと思っています。
ゆくゆくは起業してみたいという気持ちもありますね。一人で起業する自信はないので、誰かと一緒に(笑)。カミナシで経験を積んで自信がついてきたタイミングでそういったチャレンジもありかなと思っています。

━━ちなみに元・宇宙少年の沼田さんは、今でも宇宙に興味があるんですか?ひょっとして休日も研究していたり……?

沼田:はい(笑)。今でも『ニュートン』を買って読んでいます。それだけでなく、大学4年の頃の研究ノートを開いて、当時できなかった分析を今も続けています。
それ以外だと休日は将棋をしたりなんかも。今は1級ですが、初段に向けて頑張っているところです!

━━沼田さん、ありがとうございました!


Text:眞田幸剛

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カミナシnote編集部
株式会社カミナシ note編集部のアカウントです。「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」をミッションに、現場DXプラットフォーム『カミナシ』を提供しています。 https://corp.kaminashi.jp/