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ユーザーの課題をデザインの力で解決していく。“現場ドリブン”なデザインワークとは?

カミナシnote編集部

こんにちは!カミナシ編集部です。

今回は2021年6月にカミナシにジョインしたデザイナーの丁(通称:ていてい)のインタビューをお届けします。中国で生まれ、幼い頃から日本のアニメに興味を持つようになったと話す丁。その興味がきっかけで、大学卒業後に来日。新卒でビズリーチに入社し、デザインの仕事に就いた彼女は、なぜカミナシへの転職を決意したのか。

その背景には、特定のデザインに留まらず幅広いスキルを身に付けたいという成長意欲がありました。メインとするUIデザインのほか、社内制作物をはじめとしたコミュニケーションデザインにまで多岐にわたる活躍を見せる丁本人から、カミナシで働くことのやりがい、さらには将来のビジョンまで詳しく聞きました。



日本のアニメにどっぷりハマった学生時代。そこから日本企業へ就職するまで。

━━丁さんは北京出身ですよね。日本で働こうと思ったきっかけは何だったのでしょう?

:もともと日本のアニメ番組が大好きでした。学生時代、メジャーなものだと『銀魂』や『夏目友人帳』など色々観ていて、漠然と「いつかアニメに携わる仕事がしたいな」と考えるようになり、来日。最初は日本語学校へ通い、日本語を勉強するところからスタートしました。

その際、将来の進路について再検討し、大学でプログラミングをかじっていたことと絵を描くのが好きだったことを考え、Webデザインを学ぶことを決意。専門学校へ通い、そこで初めてデザインは”課題を解決するもの”だということを学びました。当時、私の出身である中国では、デザイン=ビジュアルイメージという考え方が先行していたので、この考え方は自分にとって新鮮でした。同時に、とても興味が湧いたことを覚えています。

この先、ビジュアルイメージとしてのデザインは、ある程度AIに代替されていくといったことも囁かれていましたし、「人間にしかできないデザインとは何だろう?」と考えるようになったのです。その時、「自分は課題解決のためのデザインがしたい」、「自分のデザインを解決策として提示できたら面白い」と考え、UI/UXデザインの道へ進むことを決意しました。

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▲デザイナー・丁 未婷


━━ 新卒でビズリーチへ入社を決めた理由、またそこでどんな仕事をされていたのか教えていただけますか?

:就活時は、複数の企業を見ていました。その中でもビズリーチは、先述した課題解決としてのデザインをゴリゴリ進めているというお話を面接でしていただき、自分の理想とする仕事ができそうだと感じたので、入社することに。
ビズリーチには約4年間在籍していました。メインで担当していたのは、UIデザイン。ある程度慣れてきた頃には、リサーチから設計・実施・まとめまで一通りの業務を任せてもらっていました。

ですので、正直なところ転職についてはそれほど意識していなかったのです。ただ、「このままではまずい」という危機感があったのも事実。
というのも、当時はプロダクトのリードデザイナーからのフィードバックをもらって、何かを決めるというワークフローが多かったのです。自分が何かをリードするというマインドが弱かったですし、そんな自分を変えられる環境に身を置きたいと考えるようになりました。

その時タイミングよく、ビズリーチ時代の先輩であり現在カミナシでデザインチームのリーダーを務めるショウさんと話す機会がありました。
そこで、カミナシについて詳しく教えてもらい、興味を持ちました。スタートアップへの入社は初めてでしたし、業界としても今まで携わってきた人材業界とは大きく異なるので、多少不安な点はありました。ですが、それ以上にスタートアップだからこそ自分のスキルを最大限発揮できそうという伸びしろを感じたのです。それで、昨年の6月にカミナシにジョインしました。


横にも縦にも幅広く。T型人材としての活躍をカミナシで。

━━ カミナシに入社後、現在はどんな仕事を担当されているのでしょう?

:今担当しているメインの仕事はプロダクトデザインです。主には既存機能の改修や新機能の開発など、要件定義から仕様・情報設計、デザイン作成までを手がけており、必要に応じてユーザーリサーチをすることもありますね。

ですが、私の業務領域はこれだけではありません。新しいプロダクトのリリースも決定したことから、ユーザーに複数のプロダクトを統一した体験を提供できるよう、デザインシステムを作っています。現在は土台となるUI kitのデザインと構築をチームで進めていて、私はその中でもビジュアル面の制作とルール決めを担当しています。

これ以外にも、コミュニケーションデザインの案件を担当することもあります。たとえば、イベントのLPデザインや新入社員向けに社内で配るウェルカムキットの制作。さらには、お客様に配るカレンダーのデザインを手掛けたりもしています。

━━ 今ざっとお聞きしただけでも業務の幅が多岐に渡りますね。

:おっしゃる通り、業務の幅が決して狭いとは言えません。私は今、一つの分野だけを専門的に極めていくよりも、「T型人材」(特定の分野を極めながら、その他の幅広いジャンルに対しても知見を持っている人材のこと)として幅広くスキルを伸ばしていきたいという思いがあります。

もともとカミナシへ興味を持ったきっかけも、より幅広い業務に携わりたかったという理由からでした。自分は何に興味があるのか、何ができるのか。それをもっともっと深掘りしていって探りたいというフェーズにあるのです。そのことは入社時からリーダーにも話していたので、現在それが実現できている点は、転職して本当によかったと感じますね。

さらに、カミナシでは私自身がどうしたいのかと意見を求められる瞬間が多くあります。前職までは、自分で自信を持って意思決定をすることがなかなかできず、苦手意識もありました。しかし、カミナシに転職してさまざまな経験をしていくうちに、徐々に自信を持って説明し、意思決定ができるようになったと感じています。
とはいえ、まだまだ苦手意識はあるので、それを克服しようと事前調査をしたり、ロジックを組んで話したりすることを意識しながら日々奮闘しているところです。


ユーザーの声をプロダクトデザインに活かす。“現場ドリブン”な仕事の醍醐味。

━━ 絶賛奮闘中の丁さんですが、カミナシへ転職して、一番やりがいに感じることはなんですか?

:色々ありますが、やりがいに感じるのは“現場ドリブン”な点でしょうか。やはり、自分が作ったプロダクトに対し、現場訪問を通じてお客様からポジティブなフィードバックをいただけるのは、デザイナーとして最も手応えを感じます。苦労も一気に吹き飛び、「このデザインを作って良かった!」と心から思える瞬間ですね。

また、お客様の声をプロダクト開発に活かしていける点も大きな魅力。たとえば、現在私が担当しているカイゼンという機能改修の例をお話させていただきます。食品工場では定期的に監査が実施されているのをご存知でしょうか。これは、ルールを守って作業がされているか、マニュアル通りに実施されているか、さらに作業工程がISO基準を満たしているかといったチェックが目的です。カミナシのサービスには、その監査のためのチェック機能、通称「カイゼン」があります。現在、その改修を担当している真っ只中です。

当時は監査が何なのかも分からなかったのですが、デザインスプリントを通じ、社長の諸岡さんや執行役員の宮城さんを交え、食品工場の監査における課題や解決策を洗い出したのです。そのあとプロトタイプを作成し、実際のお客様に来社いただきテストを実施。使いづらさや改善点をお聞きし、そこからブラッシュアップを重ねてデザインしていきました。実際のユーザーからフィードバックをもらうということはデザインをする上でのロジックにもなりますし、大変有意義な時間でしたね。

━━ カミナシのサービスならではの難しさもあるのではないでしょうか?

:デスクワーカー向けのサービスと、カミナシのようにノンデスクワーカー向けのサービスにはデザイン面でも大きく異なる点があります。
たとえば、普段から紙のやり取りが多い業態ならではの表示方法、フォント、さらには色味や余白の大きさに至るまで。自分たちだけで解を生み出すのは限界があるからこそ、現場に出向いて解を探るのです。細かな作業も大変多いですが、現場目線に立ち、本当にユーザーが使い続けられるもの、現場の課題を解決できるものをデザインできているのだなと感じられるので、それは大きなやりがいになっています。

━━ 細部に至るまで現場目線を大切にしたデザインは、やりがいとなる反面、苦労も多いのではないでしょうか?

:そうですね。私が今まで苦労した点は主に2つあります。1つは、ユーザーを知るという意味でまだまだ現場ドリブンが足りていないと感じる点。さらにコロナ禍の影響もあって現場へ出向くのが困難な状況です。そこで、細かなUIデザインであればCSに意見を聞くなど工夫するようにしています。

もう1つは、あるプロジェクトの開発体制について。現在仕組みを整えている段階なので、PMが不在な状況です。(4月入社予定)そのため、誰が責任を持って仕様を決めるべきか、どのようなスケジュールで進めていくべきか。ハンドリングしていくリーダーがいないため、当然課題も降りかかります。

そこで自分が今取り組んでいるのが、プロジェクトのドキュメント化です。これをさらに分かりやすくするため、プロジェクトの課題を図式化し、関係各位がそれを見れば状況を理解してもらえるまで落とし込むようにしています。

仕様については担当者間でミーティングを実施して終わりではなく、その場にいない人にも理解してもらえるように、全てのイシューをドキュメント化しています。課題はどこにあるか?何を解決しようとしているのか?それに対し、どう改修していくのか?プロジェクトのスコープを言語化するという作業を地道に頑張っているところです。

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プロダクト開発をリードしていくために、さらに自分を磨いていく。

━━ 丁さんの今後の目標を聞かせてください。

:今後の目標は大きく分けて2つあります。1つは、コミュニケーションスキルを磨くこと。どの仕事にも共通して言えることかもしれませんが、プロダクトをリードするには、デザイン力に加えて、コミュニケーション力が欠かせないと痛感しています。あらゆるステークホルダーと何かを推進していくにあたり、今はまだまだ「誰かに決めてもらう」という受け身な考え方が残っている状態。なので、その思考を転換していく必要があると感じています。

そしてもう1つ。常に視野を広く持つという姿勢もカミナシで学びました。仕様決めの際、現時点の課題だけでなく、3年後、5年後までを見据えて考えられているかと言うと、自分はまだまだだなと思うことも多いのです。

その点、カミナシでは周りのデザイナーはもちろん、チーム外の人間も巻き込みながら、必要に応じて相談して仕事を進めていけるので、学びが多いです。カミナシのバリューの一つである「全開オープン」にある通り、プライドを捨て、ときに自らの弱みも見せながら仲間と連携してプロジェクトを推進していける。この点は本当に魅力に感じます。

━━ 幅広い業務に取り組んでいる丁さんですが、休日はどのように過ごしていますか?

:休日は相変わらずアニメを見て過ごしています(笑)。コロナ禍以前は美術館に足を運ぶことも多かったのですが、最近はめっきり行けていません。もともと西洋美術が好きなので、以前見たものを社内のデザインチームで共有したりもしています。最近は外出機会が減った分、 iPadで絵を描いたり猫と遊んだり。まったり過ごしていますね。

━━ 丁さん、ありがとうございました!


▲ インタビュー動画はこちら


Text: 眞田幸剛



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カミナシnote編集部
株式会社カミナシ note編集部のアカウントです。「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」をミッションに、現場DXプラットフォーム『カミナシ』を提供しています。 https://corp.kaminashi.jp/