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"生まれ変わり続ける" 若手プロダクトデザイナー 〜2年間の仕事と成長の軌跡〜

カミナシnote編集部です!今回はプロダクトデザイナーの @ayumu_misawa_k にインタビューしました。

ーー よろしくお願いします!現在のお仕事内容を教えてください。

よろしくお願いします、カミナシレポートの管理画面、記録画面のプロダクトデザイナーを担当している三澤(@ayumu_misawa)です。

以前は管理画面のみを担当していましたが、最近は記録画面も担当させてもらえるようになりました。

ーー 最近の仕事の進め方を教えてください。また関わる人数なども教えてください。

カミナシレポートの PM とエンジニアとスクラムを一週間のスプリントで回しています。

PM は 3 人いて、1 人が開発スクラムに入っており、他の 2 人が探索フェーズに注力しています。エンジニアは 8 名ぐらいです。

探索フェーズでビジネス観点や開発の実現性など、様々な検討を経てロードマップに落とし込まれていくので、それに沿ってチームでプランニング、リファインメントをして具体化、実装しています。

ーー ありがとうございます。三澤さんは note の記事をたくさん執筆されているので、その記事を元に深堀りさせてください。まずはプロダクトデザイナーとしての業務について詳しく伺いたいです。以前ダブルダイアモンドを使った仕事の進め方を note に書かれていましたが、このダブルダイアモンドの図のどこに関わっていますか?

ダブルダイヤモンド

プロジェクトによりますが探索の初期から入らせてもらっているものもあって、①の初期から入らせてもらうものが結構あります。

インタビューをして、お客様の体験をどうすると良いか、ユーザーストーリーを書き出して、エンジニアと話しながら、刺さったもので実現性の高いものを②のフェーズでロードマップに乗せていき、実際に実装するものはしっかり仕様の網羅性を高めていき(=③)、提供して反応を確かめていきます(=④)。

ーー 最近では探索でどういう良い発見がありましたか?

探索の初期から参加していたもので、UI まで落とし込んでみたものがあるのですが、お客様にあまり刺さりきっていない感触だったものがありました。具体的にはデータを一覧する画面で、情報量が多い画面のデザインをお見せしていました。

改めて作り直したバージョンで、情報が詳細まで見える UI よりは課題がより見えやすくなった UI にしてみたところ、お客様の感触がとても良く、良い発見となりました。

フィードバックを直接デザイナーが得られるというのが大きくて、お客様の業務内容をより深ぼったところまで直接聞けるというのが良かったと思います。

ーー そういえばエンタープライズ向け機能のデザインについて、以前どちらの方が良いデザインか?という記事も書かれていました。こちらもなぜ良いか、というのをお聞きしたいです。

これもまさに探索のタイミングで入ったから見えてきたものです。アイデアを発散させて、「詳細まで見えるデザイン」と「一覧性があるデザイン」の両方を見ていただきました。

両方を見ていただいた時に反応がよかったのが後者でした。

エンタープライズのお客様だと管轄する現場がとても多く従業員も多いのでデータ量が膨大になります。そのため「一覧性がありシンプルに情報を追いやすく探しやすいことが重要」ということをお客様の声を聞けたことで発見できました。やはり聞いてみないとわからないですね。

ーー まさにカミナシのバリュー「現場ドリブン」を象徴するエピソードですね。UX/UI デザイン以外のデザイン業務についてもお聞きしたいです。例えばこの note では営業資料のデザインを作成されたとのことですが、どういうきっかけだったのでしょうか?またこういうデザイン業務は多いのでしょうか?

まさにこれは半年ぐらい経った時、同期の同い年のセールスの方が「アンラーニング」をキーワードとしてよく語っていたのがきっかけで、自分がアンラーニング意識してきたか?と考えた時に、カミナシの半年間で「これだ」っていう代表作がまだ無かったというのを、はたと気づいてしまいました。

入社から半年の感情曲線

「カミナシで今まで何をしてきたのか?」というのを自問自答した時にまだ答えられなかったので、デザイナーとして、デザインで会社に貢献したいというところで焦ったのがきっかけでした。

ーー それから色々なアクションをされてきたのですよね。これらのアクションを継続されていたりするのでしょうか?

はい、継続しています。そして今年のテーマは「苦手なことを克服する年にしよう」というのを決めていて、ずっと苦手だったもの、特に「フロントエンド業務」や「登壇、人前でデザインについて語る」などにチャレンジしています。

何も発信しないという状態だったので、あえて苦手分野に挑戦することで成長できるようアクションしています。

ーー それがまずこちらですよね。フロントエンド開発をしようと。この中で「開発知識に危機感」と書かれていましたが、こちらも何かきっかけがあったのでしょうか?

デザインを確認するとき、実装知識が低すぎることで、うまくエンジニアに伝えることができないと感じていました。

特にエンジニアが話している単語が何を言っているかがわからないというのがあって、どこが問題で、何を修正すべきかというのが本当にわからない状態でした。

エンジニア業務を知ることは、間接的にデザイン業務に関わっていると思っています。少なくとも、避けては通れないという感じだなと思ったのがきっかけでした。

ーー 実際に作業してみるのがやはり一番理解に早そうですよね。作業内容はマージされて今動いているコードになっているのでしょうか?

はい、まずは管理画面の文言の修正から始めて、フロントエンドのコンポーネントをいじるだとか、カラーを変える、レイアウトをいじるみたいなことをやらせていただきました。

ーー いいですね、エンジニアの方はどんな反応でしたか?

教えてもらう感じだったので、時間をとってしまうのが申し訳ないと思っていたのですが、めちゃくちゃ親身になってくれて、ペアプロとかをやって教えてくれて本当にありがたかったです。

カミナシのエンジニアは優しくて、親身になってくれる人たちだと思います。カミナシのデザイナーバリューに「全員野球」がありますが、カミナシのエンジニアもこの感覚があるなと思いました。

ーー さらに登壇もされたんですよね。これはどんな登壇だったのでしょうか?

はい、これは「BtoB SaaS Designの宴 -プロダクトデザイナーが本音で語り尽くす夜」というイベントにパネラーとして参加したものになります。

プロダクトデザイナーが日々のデザイン業務、苦悩を打ち明けるという趣旨のもので、色々情報交換をさせていただきました。

ーー どういったテーマが話されていたのでしょうか?

はい、「プロダクトは成熟していくに伴って機能が増えていくのですが、ユーザーが感じる使いづらさ、この機能とこの機能の差分がわからん」といった問題についてだとか、「プロダクトデザインの成果の評価をどうしているか」「自分の今後のキャリア」だとかがテーマになったりしました。

特に開発者が想定しない使い方をユーザーがしているという話があって、開発的には変え辛さが生まれていたりしました。機能を変えたくても変えられない、コミュニケーションでの難しさというのも感じたりしました。

この条件の中でのデザインをやっていく難しさがあると思いました。

ーー 登壇してみてどうでしたか?

やはり登壇する前は苦手意識があって、緊張して、体温が3度ぐらい上がっていたと思うのですが、始まってみると楽しく感じました。なのでやってみないと苦手と言えないなと思いました。

登壇することで色々振り返りをして、言語化されていって、自分の成長につながったと思います。

ーー 発信に苦手意識があったのですね。でも今や note 大臣と呼ばれていますよね。

はい、発信は苦手でした。note も同じで最初は 1 ヶ月ぐらい執筆にかかったと思います。ただ、採用広報という文脈にはいいツールだなと感じていて、やっていくうちに楽しくなってきて今 10 本ぐらい執筆していますね。

今では発信するのは楽しいと感じていて、結果的に採用につながってきているかなと思っています。チームとして note 発信をして盛り上げていきたいと思っています。

ーー 一番最初の記事はこちらですね。キーワードとして「デザイナーとして生まれ変わる」というメッセージがありましたが、2年を過ぎたデザイナーとして生まれ変わったと思いますか?

まだまだできることがあると思っていて、やりたいことがあるので、生まれ変わっている途中だと思っています。

入社したタイミングは UX を極めようと思っていましたが、コミュニケーションデザイン領域をやりたいという気持ちも生まれてきたし、フロントエンドやもちろん UX 、そしてプロダクトデザイナーでいたいというのもあるので、今もデザイナーとしてチャレンジさせてもらっている状況だと思っています。

まだ違う自分の形があると思っていて、入社した時と今は違う景色になっているので、生まれ変わっていると思うが生まれ変わり続けたいというのがあります。

ーー 最後にこういうデザイナーと働きたいってあったりしますか?

いろんな分野にチャレンジされていて、フロントエンドもコミュニケーションもやっているプロダクトデザイナー、全てをできますと言える人は最強だと思うので、そういう人と働いてみたいと思います。

そしてカミナシのデザイナーのチームバリューに「遊び心」というのがあって、単にプロダクトを提供するだけでなく、お客様に提供する価値として「遊び心」のスパイスを加えられる人とぜひ働いてみたいです。

ーー 色々インタビューさせていただき本日はありがとうございました!

ありがとうございました!

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