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大手SIerの安定した環境からスタートアップへ。 エンジニア浦岡がモチベーションの上がる瞬間とは

こんにちは!カミナシ編集部です。

今回お届けするのは、エンジニア組織の古参メンバーのひとりである浦岡のインタビューです。新卒で大手企業グループのSIerへ入社後、14年に渡ってエンジニアとして活躍してきた浦岡。大手企業のキャリアを手放し、当時まだ10名足らずの創業期スタートアップだったカミナシへの転職に踏み切った理由とは?今回は転職のきっかけからカミナシのエンジニアの醍醐味、これからの展望まで幅広くお話してもらいました!

ワンプロダクト×小さな組織で、自由度高くエンジニアとしての腕を磨く

──浦岡さんはカミナシが2社目ですよね。1社目でのキャリアを教えてもらえますか?

浦岡:学生時代は情報系の学部でコンピューターサイエンスを学んでいたため、プログラミングに興味を抱き、SIerへ新卒入社しました。1社目に入った企業は大手企業のグループだったので、企業としての安定感は抜群で、なおかつ案件も豊富にありました。

ただ一方で、もどかしさを感じていました。俗に言うウォーターフォール型の開発がほとんどで、情シスの方から要望を聞いて開発していくというスタイル。実際にシステムを使うユーザーとコミュニケーションすることはほとんどなく、「現場が使いこなせない」という事象も起きていたのです。「いっそ、ユーザー自身がシステムの開発ができればいいのに」と感じていました。

▲エンジニア・浦岡

──ユーザーに使ってもらえるサービスをつくりたいという思いが強かったんですね。2019年6月に大手企業グループのSIerからカミナシへ転職されたわけですが、どのような軸で転職活動をしたのでしょうか?

浦岡:転職活動した際は、二つの軸で考えていました。一つ目は、当時働いていたSIerよりも小規模で、できればスタートアップであるということ。そしてもう一つが、ノーコードのプロダクトであるということでした。

当時、『シリコンバレー』という海外ドラマにハマっていて、「世の中を変えるプロダクトを作れるのはスタートアップだ!」と漠然と思っていました。そこで複数のスタートアップ企業のインタビュー記事を読み、「おもしろそうだな」と思ったカミナシに応募しました。

当時カミナシが募集をしていた採用ポジションはCS(カスタマーサクセス)のみで、エンジニアのポジションはありませんでした。それでも、カミナシの「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」というビジョンやプロダクトに興味を持ち、このプロダクトに携われるのならポジションは問わない!──そんな気持ちで応募に踏み切ったことを覚えています。

後日談ですが、面接で登場した諸岡さんから「浦岡さんのキャリアだと、エンジニアの方がいいですよね…?」と打診をいただき、晴れてカミナシでのエンジニアとしてのキャリアがスタートしました。

ユーザーの喜ぶ顔を思い浮かべながら性能改善を進める

──浦岡さんが入社されたころのカミナシは今以上に発展途上だったのではないでしょうか?当時の状況を教えてください。

浦岡:そうですね、私が入社した2019年時点ではエンジニアは3名ほどで小さな組織でした。前職の環境と一変し、毎日が刺激的でした。入社直後にコードを見せてもらった際は、その複雑さに驚きました。例えて言うのなら、プログラミング言語のプロダクトを作っているような……そんな感想を抱きました。

しかし、複雑であればあるほど、エンジニアとしてはモチベーションがあがるもの。会社全体に「世の中を変えるようなプロダクトを作ろう!」という雰囲気があり、みんながポジティブなオーラをまとっていました。今思えばうまくいかないことも多々ありましたが、それでも誰一人ネガティブなことを言わず、未来に向かって明るい話で盛り上がれる組織に、キラキラしたものを感じましたね(笑)。

──それから3年が経過したかと思いますが、浦岡さんの印象に残っているエピソードはありますか?

浦岡:カミナシでは「現場ドリブン」というバリューをエンジニア自身も体現しているので、お客様の工場など現場に行くことも多く、そのたびにお客様への思い入れが強くなることを感じています。

特に印象的だったのは、70歳の方がカミナシを使いこなしてくれているのを目の当たりにしたこと。現場に行くとありがたい声の反面、「ここが使いづらいよ」という声をいただくケースもあります。その一つひとつが私たちにとっては貴重な生の声となります。

たとえば、手袋をしているとタブレット端末を操作しづらかったり、文字サイズが見えづらかったり、ボタンの位置が分かりづらかったり──。実際に現場で目にしたり、お客様から聞いた声をもとに、ユーザーの顔を思い浮かべながら開発をしているときは、とても楽しいです。画面の反応速度を変えるというシンプルな作業でも、その先にユーザーの喜んだ顔があると思うと、一気に”作業感”がなくなると言いますか……。その意味でも「現場ドリブン」というバリューは、私にすごくフィットしていたのだと思います。

カミナシを使うユーザーが「かっこいい」を思われるような機能を生み出したい

──浦岡さんはどんな時にモチベーションがあがりますか?

浦岡:今もっともモチベーションになっているのは、「ユーザーが評価されること」です。たとえば食品工場の場合、定期的に監査が入ります。カミナシを導入すれば、機械の安全点検をはじめとした点検業務、製造業務に至るまでをデジタルに記録できるため、監査の方から「すごく綺麗にまとまっていますね」と高い評価を得るケースも多いそうです。こうした声を聞くと、大変励みになりますね。ユーザーがカミナシを活用することで業務効率化を実現し、ゆくゆくはお客様の事業拡大に貢献できることこそ、私たちのミッションだと思っています。

──これから浦岡さんが挑戦してみたいことはありますか?

浦岡:たとえばAR・VRなどの先端技術を取り入れるなど、「カミナシを使いながら働いていることがかっこいい!」と思われるような機能を生み出していきたいですね。私個人としても作っていて楽しく、結果としてノンデスクワーカーがオフィスワーカー以上にデジタルになるような世界観の実現に向けて、トライ&エラーを繰り返していきたいです。

このほかにも、まだまだ実現したいことは沢山あります。先ほどお話した70歳のカミナシユーザーの方は、普段からスマホゲームをされています。当然そうしたスマホゲームにマニュアルなんて存在しませんが、デジタルネイティブではない70歳の方でも使いこなせてしまう。私が目指したいのは、スマホゲームくらい簡単にカミナシを使いこなせるという世界観です。まだ今は成し遂げられてはいませんが、現場に行けば行くほどそうした思いは大きくなる一方なので、いつか必ず実現したいですね。

──浦岡さんが考えるカミナシで働く魅力はなんですか?

浦岡:一言では表現できませんが、いい意味で「試せる環境」ということが最大の魅力だと思います。必要があってのことですが、新しいことを実験的に試してみながら仕事ができるというのは楽しいですね。新しいことに着手する際、失敗を恐れずに「まずはやってみよう!」という声のほうが圧倒的に多いですし、その結果、失敗してもそこからの学びを大切にする文化が根付いていると思います。

前職は企業規模が大きく、どちらかというと挑戦する機会も多くありませんでした。ですので、カミナシに転職後は挑戦することへの心理的ハードルが下がりましたし、失敗しても、どうしたら次につなげることができるかを考えられる今の環境がとても楽しいですね。

──カミナシのエンジニア組織の文化・雰囲気を教えてください。

浦岡:現在のエンジニア組織は10名規模にまで拡大し、私のような古参メンバーもいれば、若手も活躍しています。古参のなかには、「現場ドリブン」を体現するような伝道師的存在の方も。私も「現場ドリブン」を体現し、だれよりもユーザーの近くにいるエンジニアとして、若い方に背中を見せていきたいなと思っています。背中を見せていきたいなんてかっこいいことを言いましたが(笑)、相談事などがあれば普段からチャットツールを活用しているので、いつでも気兼ねなく連絡してほしいです。

──それでは最後に浦岡さんのプライベートについてお聞かせください。

浦岡:私は絵を描くのが好きなので、休日はイラストを描いて過ごすことが多いです。それ以外にも、ゲームも好きでよくやっていますね。最近では、エンジニア組織を超えて社内でゲーム好きが集まり一緒にプレイすることも。部署の垣根を越えて、プライベートでも気の合う仲間に出会えることも、カミナシの魅力だと思います。

──浦岡さん、ありがとうございました!

▼浦岡のキャラクターがわかるショート動画


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Text:眞田幸剛




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