ソーシャルディスタンスでも心の距離は縮めたい!カミナシが社内ラジオをはじめた理由
こんにちは!カミナシnote編集部です。
カミナシ社内では5月から「金曜日のカミナシFM」という社内ラジオがスタートしました。週に1回、主にランチタイムに行われています。
この企画の発起人はCEOの諸岡です。
この企画、いったい何のために?どんなことをするつもりで立ち上げたのでしょう??
早速、編集部はCEOの諸岡に直撃取材してみました。
きっかけは「組織の前提のズレ」。お互いの信頼感=心の距離を縮めたかった
ーー「金曜日のカミナシFM」がいきなり爆誕しましたね。
まずはどういうものか教えてください。
諸岡:毎週金曜日に1時間、メンバーをゲストに呼んでテーマを決めて話してもらう社内ラジオですね。
ーーなるほど〜。始めようと思ったきっかけや目的とかはあるんでしょうか?
諸岡:目的は「組織課題を解決すること」、これに尽きますね。
ここ半年でメンバーも急激に増えてきて、コロナを背景に基本リモートワークをしているから全員が集まる機会も減っている。
そんななかで、僕がそれぞれのメンバーと1on1したり、チームのMTGに参加させてもらったりすると、みんなが持っている情報の「前提」がズレてきているなって感じるようになったんですよね。
ーー前提……?
諸岡:仕事で何かの判断をするときに、それぞれの前提が違うと判断がブレるんですね。判断基準が違うということ。
メンバー同士で判断基準が違うから「なぜこの優先順位なのか?」と認識が合わなくなっているのが最近見られるようになってきたんです。
経営陣としてはそこに危機感を持ち始めて、まずは会社としての戦略を明確にして判断基準を合わせることに取り組みました。
それが5月中旬に各チームの代表者に集まってもらって戦略を議論する「戦略合宿」です。
そこで議論した結果はもちろん、背景を含めて代表者がチームに伝えてもらいました。もちろん、これから実施する全社のオフサイトMTGでも戦略について、僕の口からしっかり伝えるつもりです。
▲カミナシCEOの諸岡
ーーなるほど。まずは判断基準を合わせることですね。でも音声コンテンツが組織課題を解決することには直結しないような気がするんですが……。
諸岡:スタートアップは朝令暮改な世界だし、決めた後も新たなカオスは生まれ続けると思うんです。
じゃあ、カオスを乗り越えるためには、どうするか?
情報の透明性はもちろん、全員に同じ情報を伝えなければいけない。でも、情報だけが行き渡っていればいいわけではないと思うんですよね。
信頼関係があれば、気軽に疑問をぶつけたり直接対話しやすい。たとえ情報がなくても「○○さんが言うのなら、それでいいと思う」という状態にもなれる。
カミナシの「全開オープン」というバリューに沿った行動をとるためには、まずはメンバー同士の信頼関係が基本としてあることが前提なんです。
だから、信頼関係を構築する上で、まずは一人ひとりのパーソナルを知ってもらう機会が必要だなと思って、その人の思いやバックグラウンドを伝えようと考えたんです。
それが「金曜日のカミナシFM」を始めようと思ったきっかけですね。
社内ラジオは「気軽さ」と「温度感が伝わる」良い手段
ーーパーソナルを伝える意味では、このnoteだったりnotionでの自己紹介ページでもできるような気がしますが、なぜ社内ラジオにしたんですか?
諸岡:音声コンテンツにした理由は2つあります。
1つは「気軽さ」。
メンバーが増えて社内で使うドキュメントも増えてきている状態で、業務に直結しないような文章を「書いたから読んで」というのは正直難しいし、渡される方も辛いんじゃないかと思うんです。
全員が集まるミーティングで話すという手法も考えたけど、ちょっと遊び心がない。
そこで、最近自分がPodcastをよく聴いているのを思い出して、移動中や読書中、ランチとかで気軽に聴ける音声コンテンツを試してみようと思ったんです。
2つめは「温度感」。
自分自身、Slackやこのnoteなどのテキストコミュニケーションでも発信は心がけているけど、その人が持っている熱い想いや温度感を伝えるのには、直接話してもらった方が良いなって思ったんですよね。
今は特にコロナ禍でリモートワークが続いているし、出社しても全員と話せるわけじゃない。
ソーシャルディスタンスを保ちながら心の距離を縮めるには音声コンテンツが最適だな、と思ったんです。
ーーなるほど。ラジオで声を聞くのとテキストを読むのとでは、感じる距離感は違いますよね。諸岡さんはPodcastよく聴いているんですね。ちなみにどんなのを聴いているんですか?
カミナシの投資家でもある前田ヒロさんのや、あと10X CEO矢本さんの「ゼロトピック」、Autify CEO近澤さんの「Burning cast」、VCのシニフィアンさんがやっている「スタートアップ実践放談・シニフィ談」とか結構聞いていますよ。
その人の声で直接伝えてもらっている感覚がとても良いですね。
ーー諸岡さん、ありがとうございました!
実際に社内ラジオをやってみて
5月から開始した社内ラジオ「金曜日のカミナシFM」ですが、これまで4回分が終了しています。
まずは始めてみようという試みから、新たなツールは導入せずZoomで実施。画面は映さず、音声のみにして放送しています。
各回のテーマと構成をご紹介。第1回のみダイジェスト版でお届けします。
◯第1回 経営者の裏側&新メンバー紹介
第1回目として、CEOの諸岡が自身を語る回。これまでメンバーが聞いたことがないエピソードも交えてお話ししました。
・なぜ経営者になりたかったのか
・実際やってみてどうだったか
・どんな会社にしたいか
◯第2回 セールスチームのリアル
セールスの富澤(@tomizawa1988)をゲストに、セールスチームのリアルを紹介。
・セールスチームは普段何をしているの?
・インサイドセールスはどういうロジックで案件を各セールスに振り分けているの?
・チームメンバーをサッカー選手に例えると?
◯第3回 カミナシ女子トーク
ゆるトーク回として、深夜ラジオをイメージしてカミナシ女子3名に集まってもらい女子会トークを繰り広げました。
・結婚するなら誰ランキング
・女子力高めのメンバーは?
・腕相撲が一番強そうな人
いずれも男女問わずでメンバーを選んでもらっています。
◯第4回 ビジネスメンバーの知らない開発の世界
エンジニアの那須(@nasum360)をゲストに、エンジニアチームの生態を紹介。リスナーとして参加してくれていたエンジニアにも飛び入り参加してもらい、お話ししてもらいました。
・リードエンジニアの那須の自己紹介
・エンジニアはどんなときにテンションが上がるの?
・逆にテンションが下がるポイント
リスナーの反応はいかに?!
実験的な企画としてスタートしましたが、リスナー(社内)の反応は上々のようです。
ちなみに、リスナーからのお便りもGoogleフォームで募集しています。
匿名(ラジオネーム)で気軽に質問ができるようにしているのがポイントです。放送中もZoomのチャットで直接受け付けて、リアルタイムで回答もしています。
▼これまでのお便り
・人生の野望について聞きたいです!今どんな物語を生きてますか!?(金曜日のライオンさんより)
・エンジニアになったきっかけはなんですか?カミナシに入社した決め手は何ですか?(ミラノ風ドリアさんより)
今後の企画も盛りだくさん!まずは続けてみる
今のところ週1回のペースで続けていますが、状況や反応を見てペースを変更するなど臨機応変に対応していく予定です。
ちなみに!今後の企画も面白そうなものが盛り沢山なので、チラッとご紹介します。
・金融に詳しいメンバーによる「金持ち父さん講座」
・Youtuberになったセールス露崎による「露崎、Youtuberになるってよ」
・CSメンバーによる「鬼速オンボーディング」
それぞれのテーマに沿って、ゲストのパーソナルな部分を伝わる企画になりそうです。
まだまだ試行錯誤な社内ラジオですが、今後もメンバーの心の距離を縮められるようにさまざまな企画が用意される模様です。
現時点ではすべての音声の公開はできていませんが、いずれ公開も検討する予定です!
▲社内ラジオイメージのごーとん
ではまた!
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